昔、日本へ来た西洋人は、日本の家を見て、本と紙の家だと言いました。伝統的な家はもう少なくなり、最近、都会では西洋風の家が多くなりましたが、そいう家にも畳の部屋はまだ残っています。畳の部屋を和室(日本間)といいます。日本では部屋の広さを畳の数で表します。例えば、畳が6枚しいてある部屋は6畳間といいます。
伝統的な日本の家は壁ではなく、障子や襖という引き戸で部屋を分けます。襖は絵が書いてある少し厚い紙をはったものです。障子が薄い紙がはってあるもので、外から入ってくる強い光をやわらかくします。日本の部屋は便利です。襖や障子は簡単に外れます。お客が多い時は、襖を外して一つの広い部屋にして使います。
和室にはたいてい床の間があります。床の間が畳から少し高くなったところで、掛け軸がかけてあったり、生け花が生けてあったりします。掛け軸には絵や字がかいてあります。また、床の間には壷が置いてることもあります。
今の日本間の様式は鎌倉時代から江戸時代にかけて生まれたものです。
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