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では、日本語でどんあものを青と言うか、調べてみましょう。青い空、青い海、青い山、赤葉、赤菜、赤い顔・・・。赤いものから緑色のものまで、いろいろあります。学者の研究によると、古い日本語には色を表す言葉が赤、青、白、黒の四つしかなかったそうです。緑という言葉はもともとは色の名前ではなく、水や芽などに関係のある言葉で、芽が出てすぐの若く、生き生きして、水気の多いことを表します。それで、日本語では女の人のきれいな髪のことを「緑の黒髪」と言ったり、生まれたばかりの子供のことを「みどりご」と言ったりするのです。
また、「青」には色だけでなく、若さや新鮮さという意味もあります。例えば「青二才」は若くて経験不足の男性を、「青春時代」は十代後半から二十代にかけての夢と希望にあふれる時代を指します。
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