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Friday, September 14, 2007

青と緑

交通信号の色を日本人は普通赤・黄・青と言います。これを聞いた外国人とは、日本人が緑を青と言うことを不思議に思うそうです。国語辞典の「青信号」のところには、ちゃんと「緑色の信号」と書いてあります。この理由は何なのでしょうか。日本人には緑と青が同じ色に見えるのでしょうか。

では、日本語でどんあものを青と言うか、調べてみましょう。青い空、青い海、青い山、赤葉、赤菜、赤い顔・・・。赤いものから緑色のものまで、いろいろあります。学者の研究によると、古い日本語には色を表す言葉が赤、青、白、黒の四つしかなかったそうです。緑という言葉はもともとは色の名前ではなく、水や芽などに関係のある言葉で、芽が出てすぐの若く、生き生きして、水気の多いことを表します。それで、日本語では女の人のきれいな髪のことを「緑の黒髪」と言ったり、生まれたばかりの子供のことを「みどりご」と言ったりするのです。

また、「青」には色だけでなく、若さや新鮮さという意味もあります。例えば「青二才」は若くて経験不足の男性を、「青春時代」は十代後半から二十代にかけての夢と希望にあふれる時代を指します。

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